MT4のEAにおけるストップロスについて

ストップロスとは、損失を確定することで「損切り」のことです。FX取引においては、このストップロスが重要になってきます。MT4でEAを利用するにあたり、ストップロスの幅とプロフィット(利益)の幅の比率があまりにも大きいEAの場合は要注意です。たとえばプロフィットが5pips程度なのにストップロスが100pips以上あると、損小利大になりすぎてしまい一度の損失で大きな損害が出る恐れがあります。またEAの成績をよく見せるためにわざとストップロスを大きくしているEAが混じっていることもあります。ストップロスが大きなEAが悪いという訳ではなく、あくまでもプロフィットとストップロスのバランスを考慮することが大事になります。

ストップロスの幅の目安はプロフィット幅の5倍以内が目安になります。またEAによってはストップロスを設けていても、ストップロスに到達する以前に相場の状況を判断し早めの損切決済を行うロジックを持つものもあります。このようなEAの場合は損失リスクも小さくなるためEAを使用するさいは開発者に問い合わせてみるのが良いでしょう。

EAにとってプロフィットやストップロスはEAの良し悪しを判断する一つの目安に過ぎません。その他にもドローダウンが大きすぎないかも見る必要があります。利益のわりにドローダウンが大きすぎるようなEAは注意が必要です。また連敗数が多いEAも成績が安定しない恐れがありますのでチェックする必要があるでしょう。